ロックの矛盾
先日友人と話していて、音楽について以外な気づきがありました。
私たち親がロック世代だと、
ついつい自分たちが好きな音楽を子どもにも勧めてしまう傾向があります。
例えば、ブルーハーツはいいよ、とか、
ビートルズやローリングストーンズがいいよとか。
また、ロックが好きな世代は、現在の流行している音楽をなかなか受け入れなかったりします。ただの頑固なロック親父なだけですが(笑)。
でも子どもたちが本当に聴きたいのは、
いきものがかりや、AKBだったりするのです。
そういう、今、流行っているものが、
子ども達は聴きたいのですよね。
私たちの世代は演歌や歌謡曲に対するアンチとしてロックがありました。
それは親の世代の価値観への反抗という意味がありました。
(私が思春期の時<80年代後半から90年代前半>にはまだ演歌やアイドル歌謡も流行っていましたので、それに対するロックや、バンドブームという図式も成立していました)
そいういう意味では、現在は親の世代がロックを聴いて来たわけで、
その価値観に反抗するということでは、
いきものがかりや、AKBの方が子どもにとってはロック的といえるのです。
音楽的なジャンルの話は置いておいて、
上の世代に反抗したり、自分達の世代の価値観を代弁するという意味では、
いきものがかりや、AKBなどの現在のポップスは
子どもたちにとってはロック的と言えるのかもしれませんね。