読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

oh!chanomart(オチャノマート)のブログ

最新号4号が現在発売中!オチャノマ+アートでオチャノマート。お茶の間で親子で作れるアート作品とそのレシピを紹介する雑誌。毎回「木で作る」「紙で作る」など素材を特集。他にも、特集にまつわるイラストレーターや、ミュージシャン、さらにはおじいちゃんやおばあちゃんの作品も紹介。子ども達の作品は美術作家の白井裕子が指導。

紅白の「シン・ゴジラ」は「おかあさんといっしょ」といっしょだったのです。

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

ところでみなさん、大晦日にNHK紅白歌合戦は見ましたか?
いろいろな演出がありましたが、シン・ゴジラが登場した場面は見ましたか?
不思議なデジャヴ感の後に、妙に納得してしまいました。
あれこそ、ザNHK演出だと思うんです。
シン・ゴジラ」は「おかあさんといっしょ」といっしょだったのです。

昨年の紅白のゴジラの演出をごく簡単にまとめると、
ゴジラが出現し、NHKホールがある渋谷方面に向かっている。
それを防ぐためには「声量・メロディー・感動を兼ね備えた良質な歌」が効果的。
だから、紅白の歌を聞かせて撃退しよう。
名付けて「渋谷紅白迎撃作戦」、というもの。

なんか、どこかでこんな感じの見たことあるな〜。
しかも、映画とかじゃなくて、コンサートだったな〜。
子供と見ていた番組のような気がするな〜。
と考えていると、思い当たりました!
おかあさんといっしょのコンサートの演出と一緒なんです。

おかあさんといっしょのコンサートでは、
とにかく、力を合わせて歌をうたって、
敵をやっつけるというのが、定番なんです。
例えば、
「おもちゃを横取りする魔王をやっつけるためには、
みんなの力を合わせる歌声が必要だから、
お兄さんお姉さんと歌おうよ〜!」みたいな。
それが、地球を元気にするためだったり、
不思議な地図に吸い込まれたから元の世界にもどるためだったり、
目的はその時によって変わるんですが、
とにかくみんなで力を合わせて歌えば、
だいたいのことは解決するんです。

なるほど、今回はそれをゴジラに置き換えたということですよね。
子どもから、ご年配の方まで楽しませようと思ったら、
子ども番組の基本に返って、わかりやすく。ということなんだと思います。
でも、自分の70代の父親なんかはなんのことかよく分かっていなかったかもしれません。
そもそも、歌で子供からご年配まで楽しませようとするのが
もう無理な時代になってきてますよね。
そこをなんとかがんばってみたけど、ちょっと空回りしましたね。
長谷川博己をはじめ主要キャストも勢揃いで、
お祭り感もありましたし、セリフや音楽も映画そのままだったし、映像もかっこよかったしで、
個人的には映画も見たのでけっこう楽しめたので、おしい!もったいない!と思いました。

すごい大好きなマニアックな映画の良さを、田舎の父親に熱く語っても、
まったくピンと来て無くて、しょうがないから黙ってビールを飲むしかない。
みたいな、そんな気まずい空気がちょっと流れてしまいました。
日本の多くは田舎で紅白を見るんだから、
田舎のお父さんが機嫌良くお酒が飲めるような歌を流してくれれば
それでいいよっていうのも正直ありますね。
地方はやっぱりまだまだ家父長制度が強いですから、
お父さんの機嫌ってけっこう大事なんですよね。
「いよっ!サブちゃん」なんて言って機嫌良くしてくれれば、
お母さんや子供や孫達も楽しく過ごせるってもんなんです。
最近の紅白は若者に寄りすぎて微妙な空気が流れているっていうのは、
田舎に帰省して大晦日を過ごす家庭ではけっこうな、あるあるじゃないでしょうか?

他に個人的には真田丸が盛り上がったんだから、
堺雅人をはじめ、大河で活躍した俳優陣をもっと出演させてほしかったとか、
いろいろ思うところがあった2016年の紅白歌合戦でした。