oh!chanomart(オチャノマート)のブログ

最新号4号が現在発売中!オチャノマ+アートでオチャノマート。お茶の間で親子で作れるアート作品とそのレシピを紹介する雑誌。毎回「木で作る」「紙で作る」など素材を特集。他にも、特集にまつわるイラストレーターや、ミュージシャン、さらにはおじいちゃんやおばあちゃんの作品も紹介。子ども達の作品は美術作家の白井裕子が指導。

『憧れ型の雑誌』と『共感型の雑誌』

雑誌のあり方について最近考えるのが
『憧れ型の雑誌』と『共感型の雑誌』ということです。
 
多くのファッション、インテリア、ライフスタイル、などの雑誌は
「ステキ」なもの「カッコイイ」もので溢れています。
これは『憧れ型の雑誌』の雑誌になります。
そこにある「ステキな生活」「カッコイイ服」を見て、
憧れて、それを欲しいと思う、そういう構造になっています。
(雑誌には広告が入っていて、何かを買わそうとしているから
当然といえば当然ですが)
でも、そこに書いてある値段をみて、
「ちょっとまった」と思うことも多いはずです。
素敵だな、欲しいなと、憧れてみても、すぐには手に入らないものばかりなんです。
値段の問題だけじゃなく、家族の問題や仕事の問題で
「ステキ」や「カッコイイ」が実現したくても
できない人もいるのではないでしょうか?
下から見上げるだけで、手を伸ばすとそこには
目に見えない透明の壁がある。
多くのファッション、インテリア、ライフスタイル、
などの雑誌を見ているとそんな精神構造になってしまうんです。
 
でも、そうやって見上げてばっかりも疲れたなと最近思うのです。
憧れるだけじゃなくて、「わかるわかる!」とか、
「うまくいかないこともあるよね!」とか、
『共感』することも必要だなと思うのです。
上ばっかりみていて、首がつかれたので、
少し、横や、後ろに首を回して、首を楽にさせたい、
そんな感じの雑誌もあっていいんじゃないかなと思うのです。
『オチャノマート』はそんな『共感型の雑誌』雑誌を目指したいと思うのです。